高付加価値経営と情報革命を本当に実現させた話

借金10億円、倒産まであと半年――創業100年の老舗旅館「元湯 陣屋」をたった3年でV字回復させた方法   ITmedia エンタープライズより

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181001-00000019-zdn_ep-sci&p=1

創業100年の老舗でかつては首都圏の奥座敷で将棋のタイトル戦が行われる名店のV字回復物語だ。
業種が違えど参考になることが多いにある話だと思う。
高付加価値経営にシフトチェンジし情報革命を起こしたという言うは易し行うは難しがどのように行われたか。

バブル崩壊の以降、ご多分に漏れずかつては明治天皇にお泊りいただいた宿も1泊9800円の価格戦争に参加し
気が付けば運転資金があと半年でショート、M&Aを画策するも応募手がいない状態であったのが約10年前。

経営者の成り手がいない中で就任した4代目の女将ともともとは承継する気の無かった元ホンダのエンジニアであった夫が社長に就任したところから
物語が始まる。
経営の実態をつかもうにもデータは入院している前女将と営業担当の手帳にしかないので原価はおろか売上すら
タイムリーに誰も知ることができない。
情報を持っている個所は一つしかないためそこからの支持指令しかなく情報ヒエラルキーに元ずく職種ヒエラルキーが
発生し完全な分業制がひかれた状態。

新経営者が1.低稼働率高付加価値への転換 2.貴賓室の実験的利用  3.新事業としてのブライダル事業へと乗り出す。

将棋のタイトル戦も行われる貴賓室をチェックインから見送りまですべて一人で行わせ従業員のマルチタスク化を図り従業員の
レベルアップの役立てる。
陣屋の『物語に、息吹きを。』というコンセプトを実現させるためにブライダル事業への積極的参加を「少子化の進む時代に何をいまさら」とメインバンクが
否定的にとらえる中も突き進める。

元湯 陣屋

https://www.jinya-inn.com/

 

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