ITMedia ビジネスオンラインより
南海トラフ大震災が起こった時は
34Mと大津波が予想される高知県の黒潮町の物語。
当然、日本一の津波が来ることが予想されれば悲嘆にくれ人口は流出し
あきらめムードが蔓延するところではあるが民間の農業経営者出身で、東日本大震災の前年に30代で当選した大西勝也町長は職員に「あきらめるな」の訓示を飛ばす。
発表直後は自身も頭を抱えた町長はやがて反転、攻めの防災へと転じる。
東北大震災時。震災前からの防災教育で成果を出していた片田敏孝・群馬大教授の言葉大きかったという。
「町長、津波34メートルが日本一の想定で良かったやないですか。だったら、日本一の防災をすれば注目を浴びますよ。その勢いをかって、町おこしをすればいい」
「防災×町おこし=防災缶詰工場」と考え自身への備え、南海トラフ地震への危機感は商機ととらえた。そして東北大震災被災者の声から非常食は日常食でもなけらばならないとして生まれたのが四万十川のウナギのかば焼き缶詰だ。
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